『バビロン大富豪の教え』の中には、「欲望に優先順位をつけよ」という大切なお金の教えがあります。 この考え方は、支出を最適化し、浪費を防ぐための土台になるもの。
今回はこの教えをもとに、「“買える”と“買ってもいい”は違う」という視点で、わたしが実際に考え方を見直してきた体験をお話しします。
「買えちゃうから買っちゃった…」そんな経験、ありませんか?
でも実は、“買える”と“買ってもいい”には大きな違いがあるんです。 今回は、買い物の前に立ち止まって考えたいお金の価値と、実際にわたしが学んで変わった考え方をお話ししますね。
「買える」とはどういうこと?
「買える」とは、単純に“その商品が手に入る状態にある”ことを指します。
たとえば、
- 財布に現金が入っている
- クレジットカードの限度額にまだ余裕がある
- リボ払いや分割払いにすれば月々の支払いは少なく見える
こんな状態にあると、わたしたちは「買える」と思ってしまいがちなんです。
でも、本当にそれでいいのでしょうか? クレジットカードが通るからといって、それが“買ってもいい”サインだとは限りません。
「買ってもいい」とは?その基準とは
一方で「買ってもいい」とは、“自分の生活や資産形成に支障がない範囲で使ってもいいお金である”ということ。
わたしの基準は次の通りです:
- 収入の10%を先に貯金していること
- 残ったお金で生活が破綻しないこと
- 来月以降に支払いを持ち越さない(=一括払いができる)こと
この条件をクリアしてはじめて、「買ってもいい」と判断するようにしています。

実際の値段よりも高く“稼がないと”買えない
たとえば、1万円のバッグを買うとします。
「1万円で買えるじゃん」と思うかもしれませんが、
実際には、わたしたちの生活に使えるお金は“税引き後の手取り収入”です。
つまり、1万円の支出をするには、所得税や社会保険料などが引かれる前の、 税引き前で約12,000円〜13,000円程度の収入が必要になることもあるんです。
つまり、 「値札以上の価値を、自分は稼がなければその商品を買ってはいけない」という意識がとっても大切なんです。
これは、実際に“稼ぐ側”になってみると実感しやすい感覚。 フリーランスや副業をしてみると、「1万円って稼ぐのにこんなに大変なんだ」って気づくようになりますよ。
クレジットカードやリボ払いの“落とし穴”
もちろん、クレジットカードにはポイントがつくなどのメリットもあります。
でも、「買える」=「今の自分に本当に必要」と錯覚しやすいのが危険なんです。
特にリボ払いは要注意。
毎月の支払いが少なく見えても、
- 利息が高い
- 支払いが長期化する
- 合計支払額が数倍にふくらむこともあるんです
将来の自分に“ツケ”を回していることに気づかないまま、使い続けてしまう人も多いんですよね。
「買ってもいいか?」と立ち止まる習慣を
わたしは次のような3つの質問を、買い物の前に自分にしています:
- これは“本当に必要”なもの?(欲望ではなく、生活の質を上げる?)
- 買っても、今月の生活が苦しくならない?
- 今すぐじゃなくてもいいなら、いったん保留にできない?
- 最新じゃなくても型落ちでも十分じゃない?
この4つを問いかけるだけで、無駄な出費がぐっと減るんです。
また、「買ってもいい」と判断したあとも、 10%貯金を先に済ませた上での余剰資金かどうかを確認するのがわたしのマイルールなんです。
実際に変わったお金の使い方(体験談)
以前のわたしは、ちょっと疲れた日にコンビニスイーツを毎日買っていました。
1回300円、週5日で月6,000円にもなっていたんです。
でも、これは「必要な支出」ではなく、ただの“感情消費”。
思いきって「月1回のご褒美デー」にしてみたら、
- 節約になる
- 満足感が上がる
- 健康にもいい という一石三鳥の結果になりました♡
この経験をきっかけに、“買っていいもの”の判断基準が大きく変わったんです。
「買ってもいい」は未来の自分も守るお金の判断
わたしたちは「今、財布にお金がある」ことだけで判断しがちです。
でも、本当に大事なのは「未来の自分にも負担をかけずに買えるかどうか」。
- 税引き前でどれだけ稼がないといけないか?
- その出費で生活に余裕があるか?
- 天引き貯金後でも大丈夫?
この視点を持てるようになってから、 わたしは無理な買い物が減り、精神的にもラクになったんです。
あなたも今日から、“買える”ではなく“買ってもいいか?”を判断基準にしてみてくださいね。
お金に流されない、しなやかで堅実な自分を育てていきましょう♡
