FIRE生活に入ると、一度は「この先、お金の管理はどうしていけばいいんだろう?」と考えますよね。
働かなくても生きていける環境を手に入れたものの、資産運用に失敗したら元も子もありません。
そんなとき、私はお気に入りのカフェで名著『敗者のゲーム』を読み返しました。
この本、30年以上も前に発行されたのに、今なお“投資のバイブル”として世界中で読み継がれています。
「なぜ、これほどまでに長く愛されているのか?」
読んでみると、その理由が痛いほどわかるんです。
今日はコメダ珈琲で読書の時間をとりました。
投資の世界は「敗者」の世界であることを頭に入れて踏み込むと大きくのめり込まないので安心ですね♪
『敗者のゲーム』ってどんな本?
『敗者のゲーム(原題:Winning the Loser’s Game)』は、投資業界の第一人者、チャールズ・エリス氏によって書かれました。
この本では、プロのファンドマネージャーでさえ市場平均を上回る成績を出すのは難しいという事実を、豊富なデータとともに解説しています。
ポイントは、「市場に勝とうとするより、市場の成長に素直に乗るほうが賢明」という考え方です。
つまり、短期売買や個別株に振り回されるより、手数料の安いインデックスファンドを長期で積み立てるほうが、結局はリターンが大きくなるということですね。
【データで見る「市場に勝てない現実」】
実際、アメリカの調査機関「SPIVA」のデータによると、
過去10年間で市場平均(S&P500)を上回ったアクティブファンドは、わずか10%以下です。
つまり、プロですら90%は市場に負けているということ。
私たち個人投資家が無理に勝とうとする必要はないんですよね。
実際に読んで心に刺さった3つのポイント
1. 「勝つ」のではなく「負けない」戦いを選ぶ
投資で一攫千金を狙うよりも、「いかに大きく負けないか」が成功へのカギ。
市場の平均リターンに乗ることが、最も再現性の高い戦略だと痛感しました。
これはまさに、FIRE後の「守りの資産運用」にピッタリ当てはまる考え方です。
2. 短期売買は「敗者のゲーム」に陥りやすい
「今日は日経平均が下がった」「アメリカ市場が荒れてる」——そんなニュースを見ると、つい売買したくなりますよね。
でも、それこそが敗者のゲーム。
プロですら勝てない世界に、私たちが無理に挑む必要はありません。
私はこの教えを胸に、「何があっても毎月のインデックス投資だけは続けよう」と決めました。
3. 投資は「自分の行動を制御するゲーム」
成功する投資家は、マーケットの動きを読む人ではなく、「自分の感情をコントロールできる人」です。
焦って売らない。暴落しても積立を止めない。
このシンプルだけど難しい行動が、将来の大きな差を生むんですよね。
FIRE生活だからこそ心に響いた『敗者のゲーム』
FIRE生活は自由な時間が手に入る一方で、お金に対する不安もつきまとうもの。
「もっとお金を増やしたい」
「このままで本当に大丈夫かな?」
そんな不安が頭をよぎったときに、『敗者のゲーム』の教えは心を落ち着かせてくれました。
「焦らなくてもいい。時間を味方につけよう。」(←この考え方がとっても重要です!!)
この言葉を自分に言い聞かせ、美味しいコーヒーと本の時間を楽しむ。
それこそが、FIRE生活で最も豊かな時間だと気づかされたんです。
もし興味があれば、この名著を手に取ってみてくださいね
忙しい毎日では見過ごしてしまう大切な“お金の真理”が、きっと見つかりますよ。